近年、ワキガ(わきが)で悩む人は増加する一方です。
これは食生活の変化が大きく関係しているといえます。
昔の日本人は至って淡泊な食生活を営む農耕民族で、
穀物や野菜を主に食べていました。
タンパク質は魚や豆類から摂取していた、元来、体臭の少ない民族なのです。
それが高度経済成長と共に欧米型食文化が根付いてきました。
肉や乳製品中心の食事は高カロリー、高脂肪です。
このような食事は摂取カロリーがオーバーしがちで、余分なカロリーを皮下脂肪に蓄積します。
皮下脂肪はアポクリン汗腺や皮脂腺を刺激してその働きを活発にさせてしまうのです。
そしてその反対に緑黄色野菜に含まれるビタミンAは皮膚の新陳代謝を促し、
肌の抵抗力を高めて細菌の増殖を防ぎます。
胚芽やゴマに含まれるビタミンEは、ワキガ(わきが)臭の元である過酸化脂質の
発生を抑制する働きがあるので、積極的に摂取するべきでしょう。
ですから野菜はあまり食べず、肉をよく食べる人、またチーズやバターなどの
乳製品やそれらを使ったケーキなどを好んで食べる人にはワキガ(わきが)、
多汗症の危険度が高まります。
欧米人の体臭の強さは食生活の歴史も関係しているということです。
彼らのような狩猟民族で肉食の民族は、アポクリン汗腺の退化のスピードが
遅かったのではないかといわれています。
実は生まれたばかりの赤ちゃんには人種を問わず、アポクリン汗腺が全身にあります。
しかし、性ホルモンが発達していないので、それが臭うことはありません。
そしてそのアポクリン汗腺は思春期を迎える頃までに徐々に退化し、
特定の場所にしか残らないのです。
この退化の度合いに、食生活が関係してきます。
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